観測成果

2004年 : 科学的成果報告 (英語)

すばる、木星の近傍を回る衛星の起源に迫る
すばる、木星の近傍を回る衛星の起源に迫る
2004年12月23日
国立天文台、ハワイ大学、東京大学の研究者からなるチームは、木星の近くを回る小衛星をすばる望遠鏡および NASA 赤外線望遠鏡で観測し、小衛星が現在の位置で形成されたのではなく、外から取り込まれたことを世界で初めて突き止めました。この結果は、まだ謎の多い惑星・衛星の形成過程の理解に対し、重要な示唆を与えると期待されます。
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年老いた星の塵に包まれた安らかな終末
年老いた星の塵に包まれた安らかな終末
2004年12月15日
すばる望遠鏡のコロナグラフ撮像装置 (CIAO) がとらえた、一生を終えようと している星の近赤外線画像です。この天体は、惑星状星雲に分類され、こと座環状星雲の仲間です。約5000光年の距離にある天体で、はくちょう座の方向に位置します。中心星の表面温度は4万2千度ほどもあり、太陽の約5万倍の明るさで輝いています。
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50万光年に渡って伸びた星の帯
50万光年に渡って伸びた星の帯
2004年11月16日
東北大学の谷口義明助教授、佐々木俊二 (大学院生) とカリフォルニア工科大学のニコラス・スコビル博士らの研究グループは、すばる望遠鏡による観測で、大きな銀河の近くに破壊されつつある矮小銀河を捉えることに成功しました。発見された銀河には、引き剥がされた星が作る長さ50万光年もの帯状の構造が見つかりました。これらは、いままでに知られていたものと比べてはるかに長くずっと淡い造りをしています。
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太陽系外に微惑星のリングを発見
太陽系外に微惑星のリングを発見
2004年10月15日
茨城大学、宇宙航空研究開発機構、東京大学、国立天文台の研究者からなる研究チームは、すばる望遠鏡により惑星が生まれつつあるとされる「がか座β星」の赤外線観測を行いました。その結果、この星の周りにリング状の塵があることがわかりました。ここでは、大量の微惑星(惑星が生まれる初期段階で惑星の種になったと思われる小天体) がベルト状に分布しており、互いに衝突しながら塵を撒き散らしていると考えられます。惑星形成が進む星の周りにベルト状の塵を発見したのは今回が初めてのことです。
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矮小不規則銀河しし座 A の隠された構造が明らかに
矮小不規則銀河しし座 A の隠された構造が明らかに
2004年8月5日
国立天文台・リトアニア物理学研究所・ダーラム大学・パリ天文台・京都大学・ ぐんま天文台・東京大学の研究者からなるチームは、すばる望遠鏡を用いて矮小不規則銀河「しし座A」内の星の分布を調べ、この銀河はこれまで知られていたよりはるかに大きく広がっており、しかも外縁部にはっきりとした境界をもっているという新たな構造を明らかにしました。この発見は、極めて質量の小さな銀河にも複雑な構造が形成されることを示しており、銀河進化理論が解決すべき新たな問題を提示するものです。
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土星の衛星タイタンのジェット気流 ― NASA の探査機計画と共同研究
土星の衛星タイタンのジェット気流 ― NASA の探査機計画と共同研究
2004年6月29日
昨冬、雪景色のマウナケア山頂で、すばる望遠鏡にNASAの装置が取りつけられ、土星の衛星タイタンの激しいジェット気流が観測されました。この観測は、NASA等が打ち上げた「カッシーニ」土星探査ミッションから、探査機「ホイヘンス」が分離して、来年1月にタイタンの濃い大気中に突入することと連携して行われたものです。
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すばる望遠鏡 銀河形成の歴史に迫る
すばる望遠鏡 銀河形成の歴史に迫る
2004年6月1日
国立天文台および欧州宇宙機関(European Space Agency: ESA)は共同で、日本時間6月1日午後3時に、国立天文台・東京大学・宇宙航空研究開発機構・英国ダーラム大学・英国レスター大学からなる研究チームが2002年8月から2004年1月までに行った、すばる望遠鏡観測所大プロジェクト「すばる/XMM-ニュートン・ディープサーベイ」(SXDS)により取得された以下の深撮像サーベイ画像と検出された天体カタログを全世界へ公開しました。
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すばるが写し出した、うずまき状の惑星誕生現場
すばるが写し出した、うずまき状の惑星誕生現場
2004年4月18日
国立天文台・東京大学・神戸大学・茨城大学・宇宙航空研究開発機構からなるチームは、コロナグラフ撮像装置 (CIAO) と波面補償光学装置 (AO) を用いて、おうし座星形成領域にある多数の若い星を撮像するプロジェクトを進めています。このプロジェクトの一環として、ぎょしゃ座AB星 (AB Aur、距離470光年) と呼ばれる年齢約400万年の星を観測したところ、そのまわりの原始惑星系円盤が、中心の星からの赤外線を反射して輝いている様子をとらえることに成功しました。
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地球に接近するリニア彗星から氷粒を発見
地球に接近するリニア彗星から氷粒を発見
2004年4月4日
すばる望遠鏡では、2004年5月に地球へ接近し明るく見えると予想されるリニア彗星 (C/2002 T7) について、近赤外線域の分光観測を2003年9月に実施しました。得られたスペクトルを解析した結果、リニア彗星に水の氷粒があることを発見しました。彗星から水の氷粒が見つかったのは、ヘール・ボップ彗星に続いて、今回が2例目となります。
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宇宙の宝石箱-- わい小不規則型銀河 ろくぶんぎ座A
宇宙の宝石箱-- わい小不規則型銀河 ろくぶんぎ座A
2004年2月23日
すばる望遠鏡の主焦点カメラ Suprime-Cam が、美しい色の銀河「ろくぶんぎ座A」をとらえました。「わい小不規則型銀河」に分類されるこの銀河は、地球から500万光年かなたにある銀河の集団「ポンプ座-ろくぶんぎ座銀河群」に属しています。地球から遠いように思えますが、銀河の中では40番目位の近さにあり、天の川銀河やアンドロメダ銀河などの集団 (局部銀河群) の隣に位置しています。
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