観測成果

近赤外線で見た天王星と環と衛星

2002年2月21日


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  すばる望遠鏡のコロナグラフ撮像装置 CIAO と波面補償光学装置 AOを組み合わせて撮影した天王星と環、衛星のミランダ (右) ・アリエル (左) です。

 1781年3月13日にウィリアム・ハーシェルは自作した望遠鏡で観測中、恒星に比べ大きさを持つ天体を発見しました。当初は彗星と考えられていたこの天体は、その後の観測から土星軌道の外側を回る新しい惑星であることがわかり、天王星と名付けられました。

 天王星は、太陽から平均半径が約28億キロメートルのだ円軌道上を約84年かけて一周します。軌道面に対して横倒しになって自転しているのが特徴です。これまでに、10個以上の衛星と10本以上の環が発見されました。

 この画像は、2001年7月に CIAO と AO を組み合わせて行われた試験観測の際に撮影されました。近赤外線の画像をカラー合成しているため、私たちの目で見たときの色とは異なります。天王星の大気であるメタンは、青色で表現しました。

 CIAO と AO の開発グループは、国立天文台を中心とした研究機関や大学のメンバーで構成されています。今回は、神戸大学のグループが画像解析を行いました。

 この画像は、2002年1月20日に放映された NHKテレビ番組「ようこそ先輩」において紹介されています。  

 

 

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