2024年8月にハワイ島を襲ったハリケーン Hone(ホネ)の影響で傷んだ、すばる望遠鏡ドーム下部外壁の再塗装が、2026年9月2日に無事故で完了しました。
すばる望遠鏡が建つマウナケア山頂域は、自然環境が守られている保護地区であると同時に、ハワイの人々にとって大切な聖地でもあります。そのため今回の工事は、資機材の外来種検査や、工事で生じた廃棄物をすべて持ち帰ることなど、マウナケアで定められた環境保全のための手順に従って進められました。
工事期間中、作業が行われた朝8時から午後4時までの山頂の気温はおおむね6~11℃、風速は3~12 m/s 程度でした。標高約 4,200 メートルのマウナケアでは、低酸素に加えて、塗装工事には厳しい低温や強風のなかでの作業となりました。
そして塗装が完了した8月中旬には、ハリケーン Lala(ララ)がハワイ島に接近。山頂では、2024年のホネを上回る最大風速約 67 m/s が観測されました。新しく塗装したドームはこの暴風雨にも耐え、塗装に影響がないことを確認しています。
厳しい環境のもとで行われた今回の工事にご協力いただいた関係者の皆さまに、心より感謝申し上げます。これからも、すばる望遠鏡がマウナケアから宇宙を見つめ続けられるよう、大切に運用していきます。




