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「はやぶさ2」プロジェクトからの感謝状

2020年12月30日 (ハワイ現地時間)
最終更新日:2021年1月26日

国立天文台ハワイ観測所は、小惑星探査機「はやぶさ2」の拡張ミッションの目標天体である小惑星「1998 KY26」をすばる望遠鏡で観測したことに対して、JAXA 宇宙科学研究所「はやぶさ2」プロジェクトから感謝状をいただきました。

すばる望遠鏡は2020年12月10日 (ハワイ現地時) に「1998 KY26」を観測し、ふたご座の方向に 25.4 等級 (測定誤差 0.7 等級) の光の点として撮影に成功しました。観測で得られた位置測定データは、「1998 KY26」の軌道要素 (軌道を表わす数字) の精度を向上させるために活用されます。

「はやぶさ2」プロジェクトからの感謝状 図

図1:「はやぶさ2」プロジェクトからいただいた感謝状。(クレジット:JAXA 宇宙科学研究所「はやぶさ2」プロジェクト)

「はやぶさ2」の津田雄一プロジェクトマネージャは感謝状の中で、「確度の高い飛行計画は、目標天体への到達の基礎であり、プロジェクトチームとしては、今回の観測は『1998 KY26』の軌道情報が更新されることに繋がるという観点で、大変ありがたく思っております」と、すばる望遠鏡の観測を評価しています。

観測を担当したすばる望遠鏡サポート・アストロノマーの寺居剛さんは、「直径がわずか 30 メートルくらいの『1998 KY26』はたいへん暗く、さらに恒星が密集している天の川に近い場所にあったので、難しい観測でした。無事撮影に成功して喜ばしく思います。『はやぶさ2』の拡張ミッションに貢献できて光栄です」と語っています。

「はやぶさ2」プロジェクトからの感謝状 図2

図2:すばる望遠鏡に搭載した超広視野主焦点カメラ「ハイパー・シュプリーム・カム」で捉えた小惑星「1998 KY26」(画像中央、2本の線が交わる位置にある点光源)。「1998 KY26」の動きに合わせて追尾しながら観測を行なったため、背景の星の像は流れて写っています。2020年12月10日 2:04~2:16 (ハワイ現地時) に撮影した2分間露出の画像を5枚重ねて処理。画像の画角は 30 秒角 × 15 秒角。(クレジット:国立天文台)

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