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ズーム付き画像|M33(渦巻銀河)

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■解説

渦巻銀河 M33 は、古くはさんかく座星雲とも呼ばれ、アンドロメダ銀河に次いで銀河系に近い銀河です。銀河系から 250 万光年の距離に位置し、渦巻銀河としてはやや小型の部類に属します。ほぼ真正面を向いており、バルジがあるかどうか渦巻銀河の構造を調べるには最適な銀河です。通常、渦巻の中心にはバルジと呼ばれるコアがありますが、M33 ではあるかどうかはっきりしていません。M33 の明るさの大部分は円盤部にある星からの光です。円盤部の外側をハローと呼ばれる構造が囲んでおり、ハローにはこと座 RR 型変光星や、銀河系の球状星団と比べて数十億年若いという指摘もある球状星団があります。中心部のスペクトルからは、1000 万年ほど前に爆発的に星が生まれたことが分かりました。円盤部には無数の散開星団や OB アソシエーションが水素電離 (HII) 領域に存在しており、星の生成活動は中心部から外側に向かって伝搬しています。

1背景の宇宙

この銀河は局部銀河群より遥か遠方にある巨大な渦巻銀河である。この巨大銀河はアンドロメダ銀河とほぼ同じくらいの大きさの銀河であり、約2000 億個の星の集団である。

2NGC604

この領域は NGC 604 と呼ばれ、M33 の中で最も星が活発に生まれているところである。生まれたばかりの星の光によって、まわりの水素ガスが電離されて赤く輝いている。ガスがフィラメント状になっているのは、ガスの運動が乱流状態になっていることを表す。中心部には最近生まれた OB 型星が 200 個以上存在し、銀河の中でどのようにして OB アソシエーションや散開星団が誕生していくかを表している。大多数の星はこのように集団で生まれると考えられている。

3銀河中心

M33 の中心部では、今でも活発に星が生まれている。渦巻銀河の中心部には古い星が集まるバルジとよばれる部分があるが、M33 は晩期型の渦巻銀河と呼ばれ、バルジがほとんどないと考えられている。星形成活動の活発さは、現在星が生まれている領域である水素の電離領域の点在から知ることができる。さらに隣接して、星の材料が多く黒く帯状に広がるダークレーンも見てとれる。一方、銀河系の中心ではこのような星形成活動は終わり、老齢な星からなるバルジとその中心に位置するブラックホールがある。

4円盤の端

渦巻銀河の円盤部では、中心から遥かに離れた周辺部でも無数の星が存在していることが分かる。これらの星は若い星もあるが、大部分が 100 億年以上という銀河の歴史の始まりの頃に誕生した、古くて赤い星である。

5星形成の連鎖

渦巻銀河では水素ガスの腕に沿って星が生まれる。多数の星間塵を含んだ分子ガスが周囲からの圧力によって押しつぶされ、そこで星が誕生する。やがて誕生した星は、光の圧力で周囲のガスを電離したり、超新星爆発を起こしてガスを吹き飛ばし、その後に誕生した星団が現れる。M33 ではダークレーン、水素電離領域、若く青い星の順に並んでいる場所が多く見られ、星形成が連続的に伝搬している様子が確認できる。

6広がった球状星団

銀河系にみられる球状星団とは種類の異なる、非常に広がった球状星団がすばる望遠鏡によって発見された。この球状星団は M33 の外から落ちてきた矮小銀河の残骸であると考えられている。このような球状星団は銀河がどのように成長してきたか、という過去の歴史を物語っている。

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