説明 | : | 愛媛大学などの研究グループは、すばる望遠鏡の観測により 116 億光年彼方に見つかった「勾玉 (まがたま)」のような奇妙な形をした銀河が、手前にある別の銀河による重力レンズ効果を受けていることを突き止めました。重力レンズ効果による増光の度合いなどから、手前にあるのは宇宙誕生から約 40 億年の時代にある形成途中の銀河で、その質量はおよそ太陽 10 億個分、銀河系の質量の1パーセント程度の小さいものであることもわかりました。重力レンズ効果から形成途中にある銀河の素性に迫る今回の研究手法は、どの時代にどれだけの星ができあがっていたのかという銀河の形成過程を明らかにする上で、重要な手がかりを与えてくれそうです。 |
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100 億光年彼方の宇宙にある「勾玉 (まがたま)」銀河の正体は?
2013年3月31日 (ハワイ現地時間)
最終更新日:2022年8月11日
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