説明 | : | 総合研究大学院大学の澁谷隆俊さん、国立天文台の柏川伸成准教授、京都大学の太田一陽 GCOE 特定研究員、国立天文台の家正則教授を中心とする研究チームは、すばる望遠鏡およびケック望遠鏡を用いた観測により、地球から 129.1 億光年先にある銀河 SXDF-NB1006-2 を発見しました。SXDF-NB1006-2 は昨年すばる望遠鏡により発見された最遠方銀河 GN-108036 よりも僅かに遠い赤方偏移 7.215 にある銀河です。この観測により、129.1 億年前 (ビッグバンから 7.5 億年後) の宇宙空間にある中性水素ガスの割合が、現在の宇宙に比べ多いことが確認されました。この研究結果は、人類が見ている深宇宙のフロンティアが宇宙の夜明け前の時代に突入しつつあることを物語っています。 |
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最遠方銀河で見る夜明け前の宇宙の姿
2012年6月3日 (ハワイ現地時間)
最終更新日:2022年8月11日
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