香港で開催された国際天文学連合アジア太平洋地域会議(APRIM 2026)に、国立天文台と自然科学研究機構の合同ブースを出展しました。
国際天文学連合(IAU)は、3年に一度開催する総会に加え、世界各地で地域会議を開催しています。APRIM(Asia-Pacific Regional IAU Meeting)は、アジア太平洋地域で定期的に開催される国際会議です。
2026年の APRIM は香港で開催されました。5月4日から8日までの5日間にわたり、約 500 名の研究者や関係者が参加しました。会場では、最新の研究成果や観測装置、アウトリーチ活動などについて活発な議論や情報交換が行われました。
ハワイ観測所からは、宮﨑聡所長が登壇し、すばる望遠鏡の現状と将来計画について講演しました。すばる望遠鏡の広視野性能を活かした超広視野多天体分光器「オーノヒウラ PFS」や、次世代補償光学システムによる広視野高解像赤外線観測を実現する「ULTIMATE-Subaru」など、今後の観測計画について紹介しました。
また、TMT プロジェクトからは青木和光教授が登壇し、次世代超大型望遠鏡 TMT(Thirty Meter Telescope)の計画と最新の進捗状況について招待講演を行いました。
5月5日の午後は一般公開も実施され、地元の中高生たちがブース見学に訪れました。自然科学研究機構/国立天文台ブースでは、3D バーチャルツアーによるすばる望遠鏡ドーム内の体験や、分光カードを使った観察を通じて、天文学や観測装置への理解を深めていただきました。
今回の APRIM では、すばる望遠鏡や TMT をはじめとする最先端の望遠鏡や天文研究について、研究者や地元の学生と交流する貴重な機会となりました。宮﨑所長と青木教授の講演には多くの参加者が耳を傾け、ブースでもすばる望遠鏡の研究や将来計画についてたくさんの質問が寄せられました。またポスドク研究者や学生には、外国人も応募可能なフェローシップ制度や総合研究大学院大学の博士課程教育について説明することができました。さらに、自然科学研究機構について知ってもらう機会にもなりました。
アジア・太平洋地域の研究者や次世代を担う若い世代との交流を通じて、日本の光赤外天文学の取り組みを広く発信することができました。






