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大学院生たちのすばる来訪観測記が「天文月報」特集に

2026年5月19日 (ハワイ現地時間)
最終更新日:2026年5月19日

若い学生研究者たちがハワイ・マウナケアにあるすばる望遠鏡を訪れ、現地で観測を行った体験を綴った手記集が、日本天文学会の機関誌「天文月報」で特集されました。

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図1:天文月報「すばる望遠鏡学生 PI 現地観測プログラム」特集が掲載された2026年5月号の表紙(表紙デザイン:坂本牧葉、クレジット:日本天文学会)

すばる望遠鏡を運用するハワイ観測所では、大学院生が研究代表者(PI)として提案した観測計画が採択された場合、希望者に対して現地で観測する機会を提供する「学生来訪観測支援プログラム」を実施しています。このプログラムは 2023年に始まり、今年で3年目となります。

この取り組みには、すばる望遠鏡を使って研究する大学院生たちに、自分が扱うデータの背後には、多くの技術者や運用スタッフの支えがあることを実感してほしい、という観測所職員や指導教員らの思いが込められています。

特集号の巻頭言において、宮崎聡ハワイ観測所長は、次のように記しています。
「そこで働く人々が、どのようなやりがいを持ち、何を面白いと思って仕事をしているのかということは、数字の羅列であるデータを見ているだけでは、なかなか想像できないと思います。『観測』は、自然科学の方法の中で一過程にすぎないのですが、そこにどのくらいの労力と情熱が込められているのかを知ってほしかったのです」

2026年5月号と6月号の2号にわたる特集では、大学院生として観測提案が採択された執筆者たちが、自ら提案した観測内容の紹介とともに、ハワイ観測所やマウナケアを実際に訪れた際の体験を綴っています。多彩な分野にわたる研究テーマから現代天文学の広がりを感じられるだけでなく、学生の皆さん一人ひとりが、すばる望遠鏡という「観測現場」をどのように受け止めたのかが伝わってきます。この特集を通して、皆さんにもその魅力を感じていただければ幸いです。

日本天文学会の広報機関誌である天文月報は、2024年からオンラインでバックナンバーを公開していますので、ぜひご覧ください。

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