すばる望遠鏡25周年記念画像集「宇宙の神秘を探る」の出版を記念した講演会が5月10日に東京都港区立みなと科学館で行われました。
ハワイ島マウナケア山頂域にあるすばる望遠鏡は、大きな鏡を活かし、暗い天体の姿をシャープに映し出すことで、1999年の観測開始から多くの宇宙の謎を解き明かしています。すばる望遠鏡画像集がこの3月に出版されたことを記念した講演会で、ハワイ観測所の田中賢幸准教授が、すばる望遠鏡が捉えた天体画像の数々と、それらの美しい画像が実際にどのように研究に使われているのかを紹介しました。
動画:HSCが捉えたオリオン大星雲(M42)の拡大画像。星雲の中のガスや星の1つ1つまでがくっきりと色鮮やかに写し出されています。(クレジット:国立天文台、動画提供:田中賢幸)
紹介された天体画像が実際の研究でどのように活用されているのか、研究者ならではの詳しい解説に、来場された皆さんが思わず引き込まれて聞き入る様子が印象的でした。講演後には子どもたちからもたくさんの質問が飛び交い、にぎやかで活気にあふれた講演会となりました。
ご参加くださった皆さま、ありがとうございました!