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ハワイと日本でオンラインアウトリーチイベント

2020年12月7日 (ハワイ現地時間)
最終更新日:2021年1月4日

対面でのイベントの開催が困難な中、すばる望遠鏡を運用する国立天文台ハワイ観測所は、他の団体などと協力しながら、オンライン形式でのアウトリーチ活動を進めています。2020年10~11月には、ハワイと日本とで開催された3件のオンラインイベントに参加しました。

今年の「中秋の名月」の日である10月1日 (ハワイ時間)、ハワイ日系人連合協会が主催した「月見の会」で、ハワイ観測所の吉田道利所長がビデオ講演を行いました。すばる望遠鏡の概要や最新の成果から始まり、お月見にちなんで地球を回る月の起源、さらには太陽系の他の惑星の「月」である衛星に関する新たな知見を紹介しました。

さらに、すばる望遠鏡が設置されているマウナケアで撮影された数々の美しい映像を紹介したのち、「すばる望遠鏡が素晴らしい成果を上げられるのも、多くの方が私たちの活動を力強くサポートしてくださっているからです。『おかげさまで』の気持ちでいっぱいです」と、ハワイ観測所から地元ハワイの方々への感謝の意を表し、4部にわたる講演を締めくくりました。

ハワイと日本でオンラインアウトリーチイベント 図

図1:2020年10~11月に行われた各ビデオ講演の様子。上段は「月見の会」での吉田道利所長による講演。(クレジット:国立天文台)

10月17〜18日 (日本時間) には、国立天文台が所属する自然科学研究機構など、大学等の共同研究・共同利用を支える全国の大学共同利用機関が合同で開催した「大学共同利用機関シンポジウム 2020 ~宇宙・物質・エネルギー・生命・情報・人間文化:オンラインで研究者と話そう~」が開催されました。ハワイ観測所はビデオでの講演と特設ウェブサイトを使った展示で参加しました。

ビデオ講演では岡本桜子助教が案内役となり、すばる望遠鏡運用の拠点となる山麓施設 (ハワイ州ヒロ) からの「バーチャルツアー」のような形式で、観測所の様子を紹介しました。また、自身が取り組んでいる銀河研究の最新成果にも触れ、次世代の観測装置で得られるであろうさらなる発見に期待を寄せました。

動画:「大学共同利用機関シンポジウム 2020」で公開された、岡本桜子助教によるビデオ講演「すばる望遠鏡で巡る宇宙の旅」。(クレジット:国立天文台)

11月16〜20日 (ハワイ時間) に開催された「ハワイ島バーチャル・キャリア・エキスポ」では、人事アシスタントの Carolyn Nakasone-Medeiros が、地元ハワイ島の児童・生徒に向けたビデオ講演を行いました。すばる望遠鏡の運用に携わる職種をご紹介し、そこで必要となるスキルや働く上での心構えなどについて、和やかに語りました。講演の最後には、「みなさんの未来を星が明るく照らし続けますように」と締めくくり、将来を担う若者にエールを送りました。

ハワイ観測所は引き続き、映像なども活用しながら様々な形でアウトリーチ活動を展開していきます。

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