国立天文台ハワイ観測所助教の今西昌俊 (いまにし まさとし) さんが、日本学術振興会特別研究員等の選考に際して「書面審査における有意義な審査意見を付した専門委員」として表彰されました。
日本学術振興会の特別研究員制度は、日本の優れた若手研究者に対して、自由な発想のもとに主体的に研究課題等を選びながら研究に専念する機会を与え、研究者の養成・確保を図る制度です。その審査は、専門的見地から3段階で行われますが、第1段階の書面審査はすべての審査の基盤となるものです。
日本学術振興会では、特別研究員の選考に際して、適正・公平な審査に努めています。その一環として審査にあたる専門委員を表彰する制度が設けられており、今回は表彰対象となる約 600 名の中から 109 名が選考されました。
表彰された今西さんは、「日本学術振興会特別研究員は、天文学などの学術研究を志す日本の若手研究者にとって極めて重要な役割を果たしており、その審査は公平かつ厳正でなければなりません。今回はコメントをしっかり書いて、判断の根拠を伝えるようにしました。結果的にそれが有意義と評価され、審査に貢献できたようで、たいへん光栄に思います」と語っています。