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すばる望遠鏡の上空を通過する国際宇宙ステーションの撮影に成功

2014年5月11日 (ハワイ現地時間)
最終更新日:2023年9月21日

2014年5月11日の明け方 (ハワイ時間)、すばる望遠鏡の上空を通過する国際宇宙ステーション (ISS) の撮影に、ハワイ観測所のスタッフが成功しました。すばる望遠鏡とひときわ明るく輝く ISS との「共演」には、マウナケアの満天の星が華を添えています。

すばる望遠鏡の上空を通過する国際宇宙ステーションの撮影に成功 図

写真:すばる望遠鏡ドーム (左) の上空を通過する国際宇宙ステーション (右下から左上にかけての光跡)。右手には夏の天の川もくっきりと写し出されています。30 秒露出の4枚の画像を合成。2014年5月11日4時41分〜43分頃 (ハワイ時間、日本時間では23時41分〜43分頃)、国立天文台ハワイ観測所山頂施設にて藤原英明撮影。(クレジット:国立天文台/藤原英明)

現在 ISS には、間もなく帰還予定の JAXA 宇宙飛行士・若田光一さんが第 39 次長期滞在クルーの船長として滞在しています。若田さんは2009年の ISS 長期滞在にあたり、すばる望遠鏡のバナーをスペースシャトル公式飛行記念品として携行してくださいました。2011年5月にはその返還セレモニーのためにすばる望遠鏡を訪問されるなど、ハワイ観測所との交流を続けてくださっています。

今回撮影に成功した藤原英明さん (広報担当サイエンティスト) は、「地球の影から抜け出し南西の空に現れた ISS は、天の川のそばをゆっくりと、しかし力強く通過し、その後、薄明を迎え白む北東の空に光跡を残しました。フライト後にまた若田さんからお話を伺える機会があればいいなと思っています」と語っています。


(おわり。)

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