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雪化粧のマウナケア

2012年2月21日 (ハワイ現地時間)
最終更新日:2022年10月10日

すばる望遠鏡があるマウナケア山頂に雪が積もりました。年間のおよそ8割が晴天となるマウナケアでも、時には悪天候に見舞われます。2012年2月18日から19日にかけて降った雪により、マウナケア山頂は真っ白になりました。積雪量は 10 センチメートル以上。「常夏の島・ハワイ」とは言え、ここマウナケア山頂は標高 4000 メートル以上、冬の間は気温が氷点下になります。すばる望遠鏡が使用する車両には必ずチェーンが搭載されており、冬の嵐などに備えています。

雪化粧のマウナケア 図

写真1: 雪化粧のマウナケア山頂。左のドームがすばる望遠鏡、中央2基がケック天文台、右が NASA の赤外線望遠鏡施設。写真を撮影した2月20日は晴天に恵まれて山頂への道路も通行可能になったため、またこの日はアメリカの祝日ということもあり、地元の方々がスノーボードやそりを楽しむ姿も見られました。(撮影:藤原英明)

雪化粧のマウナケア 図2

写真2: 別角度から。すばる望遠鏡のドームはもともとは銀色ですが、マウナケアの澄み切った空の色を反射して青く見えることもあります。すばる望遠鏡ドームの色を写真1と比べてみてください。下方には雪遊びやって来た地元の方々の車が停まっています。(撮影:藤原英明)

雪化粧のマウナケア 図3

写真3: ヒロ近郊から見た雪のマウナケア。中央付近にはいくつかの観測所のドームも写っています。(撮影:藤原英明)

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