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すばる望遠鏡・観測体験企画のご案内

2025年11月24日 (ハワイ現地時間)
最終更新日:2025年11月26日

国立天文台ハワイ観測所長
同すばる室長


1. 企画の趣旨と内容

すばる望遠鏡ではこれまで、その建設と観測装置の開発、またそれらを用いた観測研究に多くの大学院生が参加してきました。若手のこうした活動を今後も推進すべく、すばる望遠鏡を用いた観測研究に興味をもつ意欲ある学部学生を対象に、現地ハワイを訪れ、すばる望遠鏡による観測の現場を肌で感じていただく機会を設けます。

本企画は 2002年度からコロナ禍以前まで継続的に開催され、多くの学生の進路選択にも役立ってきました。本プログラムを経験し、天文学者として国内外で活躍されている方も多くいらっしゃいます。国立天文台ハワイ観測所としても、教科書では学ぶことが難しい大型望遠鏡での実際の観測の現場と一連の流れを紹介することで、将来のすばる望遠鏡ユーザーの育成を目標に、本プログラムを開催します。

2. 開催要項

(a)実施時期
2026年2月22日~26日(予定):ハワイ島すばる望遠鏡への訪問、観測現場見学

(b)対象
大学院に進学して天文学研究を行うことを希望する、意欲ある学部学生を対象とします。募集人数は 5-6 名程度です。

(c)募集及び参加者の選考方法
参加を希望する学生は、所定の様式で応募書類を作成し、PDF 形式に変換のうえ提出してください(「3. 提出書類」参照)。その際、指導教員あるいは学科長などの推薦者(意見を聞くことのできる方)の名前を明記してください。

推薦者は大学または研究機関の常勤職員の方が望ましく、応募前に必ず了解を取ってください。応募が多い場合には、応募者の中から特に強い志望動機を持った学生を選抜し、企画に参加していただきます。なお選考にあたっては、学部4年生よりも、進路の決まっていない3年生(またはそれ以下)を優先します。将来の大学院進学を希望していなくても、強い理由がある場合には、それを明記の上応募してください。

(d)応募〆切と採否通知
2025年12月26日 正午(日本時間)必着
2026年1月上旬までに採否通知を送付する予定です。

(e)企画内容(当日のスケジュール予定)
2月22日(日):出国、ヒロ到着(現地時間同日)
2月23日(月):山麓でオリエンテーション+ヒロリモート観測見学
2月24日(火):山頂施設見学
2月25日(水):ヒロ発
2月26日(木):帰国

*ハワイ観測所職員が引率を予定しています。
*実施計画は、観測スケジュール等の都合で変更となる可能性があります。
*悪天候の場合は山頂施設見学/観測見学ができない場合もあります。
*今回はこのプログラムのためにすばる望遠鏡の観測時間を提供することはできませんが、マウナケア山頂施設への見学は予定しています。
*実習終了後、本企画から学んだこと、印象に残ったことについて、レポートを提出して頂きます。

(f)経費について
ハワイへの渡航経費のうち、1人あたり 15-20 万円程度をハワイ観測所でサポート予定です。正式な支援可能額は採否決定後にお知らせしますが、一部自己負担が発生することをご承知おきください。

3. 提出書類

下の申請書様式に日本語(または英語)で必要事項を記入し、PDF 形式に変換のうえ、指定のファイル名にて上記締切までに提出して下さい。申請書は英語での記入も可能ですが、実習は原則日本語で行われることをご了承ください。

申請書様式(Wordファイル;21 kb)
提出時のファイル名:last name_first name.pdf(例:taro_subaru.pdf)
提出先(google フォーム)

提出が完了しますと、自動で受領確認メールが届きます。しばらく待っても返事がない場合には、お手数ですが以下の世話人まで連絡をお願いいたします。

4. 問い合わせ先

すばる観測研究体験企画世話人
小山佑世、森谷友由希、表泰秀、早野裕(国立天文台ハワイ観測所)

問い合わせ:subaru-taiken [at] naoj.org

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