シャドウ・ザ・サイエンティスト(Shadow the Scientists; StS)はオンラインでどこからでも世界第一線の望遠鏡の観測現場を体験できるプログラムです。日本時間 2024年11月16日(土)15:30 から 17:30 の2時間、StS 初の日本語セッションを開催いたします。Zoom でハワイ島ヒロのすばる望遠鏡山麓施設内、リモート観測室とつながって、研究者と一緒にすばる望遠鏡の観測体験をしませんか。
StS は、特定の職業に就く人の後を追いながら業務内容や職場環境を理解するジョブ・シャドウイング(job shadowing)のように、研究者の観測現場に立ち会い、どのように観測が進められるのかを理解するプログラムです。コロナ禍の 2020年にカリフォルニア大学サンタクルス校の研究者が、天文・宇宙プログラムを支援するハワイ先住民による非営利団体オハナキロホク(`Ohana Kilo Hoku)などと開始し、これまでハワイ島マウナケア山頂域にある、すばる望遠鏡、ジェミニ北望遠鏡、ケック望遠鏡や、カリフォルニア州にあるリック天文台など、世界中の望遠鏡の観測室からセッションを行ってきました。
このたび、兒玉忠恭 東北大学教授や、これまで数々の StS セッションをホストしてきたジェミニ北望遠鏡の研究者ブライアン・ルモー(Brian Lemaux)さんらの観測時間中に、初めての日本語セッションを開催することになりました。兒玉さんたちは、すばる望遠鏡の近赤外線装置 MOIRCS を使って、約 120 億年前の初期宇宙の大規模構造を観測し、その中で銀河が形成されてくる様子を捉えます。観測の合間に、研究者によるミニトークや、参加者との質疑応答タイムを実施いたします。
【日本語セッション】
日時: 2024年11月16日(土)15:30〜17:30(日本時間)
※2024年11月15日(金)20:30〜22:30(ハワイ時間)
※途中入室、退室可
使用言語:日本語、英語
参加には、事前登録が必要です。
参加登録フォーム に、姓、名、メールアドレス、国/地域をご入力の上、お申し込みください。また、セッションでは、オンライン会議システム Zoom を使用しますので、事前のインストールをお願いします。
なお、前日には、同研究者らによる英語セッションを実施いたします。ご興味のある方は是非お申し込みください。
【英語セッション】
日時:2024年11月15日(金)19:30〜21:30(日本時間)
※2024年11月15日(金)0:30〜2:30(ハワイ時間)
※途中入室、退室可
使用言語:英語のみ
動画:ハワイ時2024年11月15日(金)に実施されたStS日本語セッション
出演者:
すばる望遠鏡山麓施設(ヒロ)より
臼田-佐藤 功美子(国立天文台ハワイ観測所)、Brian Lemaux (Gemini-North/NOIRLab)
すばる望遠鏡山頂施設より
田中 壱、Sean Cunningham(国立天文台ハワイ観測所)
国立天文台(三鷹)より
兒玉 忠恭、Ryo Sutanto、萩原 颯(東北大学)
東北大学より
舩木 美空、丸山 満ちる(東北大学)
インド、グジャラートより
Ekta Shah (University of California, Davis)
StS コーディネーター
Jameeka Marshall (Shadow the Scientists)
日本語セッションの前夜に実施された英語セッション も、StS YouTube よりご覧になれます。