
説明 | : | 低解像度( 74 KB) / 中解像度( 811 KB) / 高解像度( 9.5 MB) おとめ座方向にある渦巻銀河 NGC 4030 は、円盤を正面から眺める形で、構造が非常に分かりやすいです。立派な渦状腕が目立つほか、塵が濃く集まったダストレーン(暗黒帯)を見てとることもできます。いくつかの渦巻銀河を比較するとわかるように、一口に渦巻銀河と呼んでもその渦状腕の数や巻き方には個性があります。NGC 4030 の渦状腕は特にはっきりとしており、このように明瞭な渦状腕をもつ銀河を「グランドデザイン渦巻銀河」と呼ぶことがあります。逆に渦状腕がはっきりしないものは「羊毛状渦巻銀河」と呼ばれます。渦の巻き方に注目して天体を眺めてみるのも、銀河の個性に気付けて面白いですね。 (クレジット:国立天文台;画像提供:田中賢幸) 【地球からの距離】7600万光年 【観測装置】超広視野主焦点カメラ ハイパー・シュプリーム・カム(HSC) |
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