
説明 | : | 低解像度( 69 KB) / 中解像度(201 KB) / 高解像度(1.5 MB) おとめ座の方向にある NGC 4496 は、ふたつの渦巻銀河 NGC 4496A(上の大きな銀河)と NGC 4496B(下)から成ります。衝突しているように見えますが、全く異なる距離にある銀河が地球から偶然同じ方向に見えているだけで、重力相互作用していません 。 この画像は、gバンド(緑、470 ナノメートル )、rバンド(赤、630 ナノメートル)、iバンド(赤外、760 ナノメートル)をカラー合成しています。多くの HSC 画像同様、gバンドを青(Blue)に、rバンドを緑(Green)に、iバンドを赤(Red)に割り当てた RGB 三色合成のため、本来は赤色のrバンドが緑色で表示されています。渦状腕に沿って見える緑色のスポットは、大質量星形成領域で見られる波長 656 ナノメートルの Hα(エイチアルファ)輝線によるもので、可視光の赤色にあたります。 (クレジット:国立天文台;画像提供:田中賢幸) 【地球からの距離】NGC 4496A:約 4700 万光年、NGC 4496B:約2億 1200 万光年 【観測装置】超広視野主焦点カメラ ハイパー・シュプリーム・カム(HSC) |
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