
説明 | : | 低解像度( 96 KB) / 中解像度(813 KB) / 高解像度(7.6 MB) 銀河の形態を系統的に分類する方法として、ハッブル分類が有名です。銀河を大きく楕円銀河、レンズ状銀河、(棒)渦巻銀河に分類し、どれにも当てはまらない不規則な形状の銀河を不規則銀河とします。ほとんどの銀河はこの分類で対応できますが、規則的な形状をしているにもかかわらず、これらのどの分類にも当てはまらない銀河あります。リング銀河はその一つです。その名の通り輪っかを持った銀河で、めずらしい銀河です。起源には諸説ありますが、衝突合体の結果という説が有力です。すばる望遠鏡が捉えた広大な宇宙画像に写りこんだ銀河を市民が分類する「市民天文学」プロジェクトGALAXY CRUISEでは、リング銀河を衝突銀河として扱っています。 ただでさえ稀なリング銀河ですが、この画像の銀河には3つのリングがあるように見え、極めて珍しい銀河です。 (クレジット:国立天文台;画像提供:田中賢幸) 【天体名】 2MASX J22361103+0124304 【星座】みずがめ座 【地球からの距離】約8億光年 【観測装置】超広視野主焦点カメラ ハイパー・シュプリーム・カム(HSC) |
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