望遠鏡のひみつ
望遠鏡の発明が
天文学を大きく
進展させた!
望遠鏡の発明が
天文学を大きく進展させた!
それまで肉眼でながめていた星を、くわしく観測できるようになったのは、1608年にオランダのメガネ職人が望遠鏡を作ったのがはじまり。そのよく年、イタリアのガリレオが自作の望遠鏡で天体を観測。多くの新発見があり、天文学は飛躍的に進展したんだ!
イタリアの天文学者ガリレオ・ガリレイは今から約400年前、自分で作った望遠鏡で天体観測を行った人物だよ。
ガリレオが自作したのが、2枚の凹凸レンズを組み合わせただけの望遠鏡。この形式の望遠鏡は「ガリレオ式」とよばれるよ。
ガリレオは、月のクレーターや木星の衛星などの新発見について、1610年に『星界の報告』という本で発表したよ。
反射望遠鏡の発明が、望遠鏡の大型化を可能に!
反射望遠鏡の発明が
望遠鏡の大型化を可能に!
屈折望遠鏡ではむずかしかった望遠鏡の大型化を可能にしたのが、レンズの代わりに鏡を使った反射望遠鏡。1672年にイギリスの科学者アイザック・ニュートンが実用化したよ。鏡を作る技術が発達したのに合わせ、大型望遠鏡が次々と作られることになったよ!
プリズムを使った実験により光を七色に分解するなど、光について多くを研究した科学者。万有引力の法則の発見も有名だね。
ニュートンが考案した鏡を使って光を集める反射望遠鏡は、ガリレオ式よりもコンパクトで、鮮明で大きな像が見えたんだ!
巨大な望遠鏡を作るには、大きく重くなる屈折式より、鏡を大きくしても本体は長くならない反射式が適しているんだよ。
天文学の分野で
改良が進んだ
技術は身近にも!
天文学の分野で改良が
進んだ技術は身近にも!
宇宙の姿をもっと知りたいと考えた天文学者たちは、望遠鏡とともに、望遠鏡に取りつける観測装置の技術も進歩させてきたよ。このような天文学の研究開発によって発展した技術は、社会でも応用されているんだ。天文学はキミの生活の身近にも関係するんだね〜。
19世紀に写真が発明されるまでは、望遠鏡を使って肉眼で見たものを、手書きのスケッチで記録するしかなかったんだよ。
20世紀にはCCDによるデジタル画像で 記録できるようになり、主流であった写真乾板やフィルムに取ってかわったよ!
科学研究を目的に開発されたCCDは、個人用のデジタルカメラや携帯電話などにも採用され、広く普及したよ。
望遠鏡にくわしくなったね!
次は何を学んでみる?
準備ができたら
クイズにちょうせん!






