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渦巻銀河 M33

渦巻銀河 M33 は、古くはさんかく座星雲とも呼ばれ、アンドロメダ銀河に次いで銀河系に近い銀河です。銀河系から 250 万光年の距離に位置し、渦巻銀河としてはやや小型の部類に属します。ほぼ真正面を向いており、渦巻銀河の構造を調べるには最適な銀河です。通常、渦巻の中心にはバルジと呼ばれるコアがありますが、M33 ではあるかどうかはっきりしていません。M33 の明るさの大部分は円盤部にある星からの光です。円盤部の外側をハローと呼ばれる構造が囲んでおり、ハローにはこと座 RR 型変光星や、銀河系の球状星団と比べて数十億年若いという指摘もある球状星団があります。中心部のスペクトルからは、1000 万年ほど前に爆発的に星が生まれたことが分かりました。円盤部には無数の散開星団や OB アソシエーションが水素電離 (HII) 領域に存在しており、星の生成活動は中心部から外側に向かって伝搬しています。

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銀河中心 円盤の端 星形成の連鎖 背景の宇宙 NGC604 広がった球状星団

 

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