すばるギャラリー

ムービーギャラリー -研究者インタビュー-

2014年

天の川銀河の星の元素組成で探る宇宙初代の巨大質量星の痕跡
ビッグバン後の宇宙に最初に誕生した星のなかには、太陽質量の 100 倍を超える巨大質量星が存在したと考えられています。しかしながらその観測的な証拠が­見つからず、初代星をめぐる謎のひとつとされてきました。今回、国立天文台、甲南大学­、兵庫県立大学、および米国のノートルダム大学とニューメキシコ州立大学の研究者から­なる研究チームは、すばる望遠鏡を用いて天の川銀河内の星の調査を行い、これまでに知­られていない特異な元素組成をもつ星 (SDSS J0018-0939) を発見しました。この星の特異な組成は巨大質量の初代星によってつくられた可能性があ­り、今回の観測結果は宇宙初期における巨大質量星の進化と元素合成について手がかりを­得る上で、新たな知見をもたらしそうです。
(2014年8月21日公開/2014年8月19日撮影)

関連記事:
2014年8月21日プレスリリース
天の川銀河の星の元素組成で探る宇宙初代の巨大質量星の痕跡
ガリレオ衛星が「月食」中に謎の発光? すばる望遠鏡とハッブル宇宙望遠鏡で観測
東北大学、JAXA 宇宙科学研究所、国立天文台などの研究者を中心とする研究チームは、すばる望遠鏡とハッブル宇宙望遠鏡を用いた観測から、ガリレオ衛星 (木星の周りを回る4大衛星:内側からイオ、エウロパ、ガニメデ、カリスト) が、木星の影に入り太陽光に直接照らされていない「食」の状態にも関わらず、わずか (通常の 100 万分の1程度) に輝いているという現象を発見しました。詳しい原因ははっきりとは解明されていませんが、研究チームは、木星の上層大気に存在する「もや」で散乱された太陽光が、ガリレオ衛星を間接的に照らしているのではないか、と考えています。これは、月が地球の影に完全に隠れてしまう皆既月食の時でも月が赤く光るのと似た現象です。今後この現象を継続的に調べることで、これまで観測が難しかった木星の「もや」の性質に迫れるだけでなく、近年数多く発見されている太陽系外の惑星の大気についても新たな知見が得られると期待されます。
(2014年6月18日公開/2014年6月18日撮影)

関連記事:
2014年6月18日プレスリリース
ガリレオ衛星が「月食」中に謎の発光? すばる望遠鏡とハッブル宇宙望遠鏡で観測
すばる望遠鏡、合体銀河中の超巨大ブラックホールの活動性に迫る
国立天文台の研究チームは、すばる望遠鏡を用いて 29 個の合体銀河の高解像度赤外線観測を行いました。その結果、観測したほぼすべての合体­銀河で少なくとも一つの超巨大ブラックホールが大量の物質を飲み込んで活性化され、明­るく輝いていることが分かりました。一方で、合体銀河は複数の超巨大ブラックホールを­持つと考えられるにもかかわらず、明るく輝く超巨大ブラックホールが複数検出された銀­河の割合は、約 15% しかないことも分かりました。合体銀河中の超巨大ブラックホールの活性化は、ごく周辺­のガスの運動などによって決まっていて「個性」がある、と研究チームは考えています。­今後、合体銀河における超巨大ブラックホールの活動性の解明が、観測・理論研究の両面­から期待されます。
(2014年1月27日公開/2014年1月24日撮影)

関連記事:
2014年1月27日プレスリリース
すばる望遠鏡、合体銀河中の超巨大ブラックホールの活動性に迫る

2013年

超広視野主焦点カメラ HSC が捉えたアイソン彗星の長い尾 (1)
すばる望遠鏡に新しく搭載された超広視野主焦点カメラ Hyper Suprime-Cam (ハイパー・シュプリーム・カム, HSC) が、太陽に接近しつつあるアイソン彗星 (C/2012 S1) の姿を捉えました。尾が1度角以上 (満月の見かけの直径の2倍以上) も延びている様子を鮮明に写し出しています。HSC 開発責任者で今回の性能試験観測を指揮した宮崎聡さん (国立天文台准教授) のインタビューです。
(2013年11月17日公開)

関連記事:
2013年11月17日トピックス
【速報】超広視野主焦点カメラ HSC が捉えたアイソン彗星の長い尾
超広視野主焦点カメラ HSC が捉えたアイソン彗星の長い尾 (2)
すばる望遠鏡に新しく搭載された超広視野主焦点カメラ Hyper Suprime-Cam (ハイパー・シュプリーム・カム, HSC) が、太陽に接近しつつあるアイソン彗星 (C/2012 S1) の姿を捉えました。尾が1度角以上 (満月の見かけの直径の2倍以上) も延びている様子を鮮明に写し出しています。彗星研究の第一人者である渡部潤一さん (国立天文台副台長) のインタビューです。
(2013年11月17日公開)

関連記事:
2013年11月17日トピックス
【速報】超広視野主焦点カメラ HSC が捉えたアイソン彗星の長い尾
軌道面が傾いた小惑星の人口調査
国立天文台と兵庫県立大学の研究チームは、すばる望遠鏡による観測で黄道面 (地球の公転面) に対して大きく傾いた軌道の小惑星 400 個以上をとらえ、直径1キロメートル未満の小さな天体が黄道面付近の小惑星に比べて少­ないことを発見しました。この観測結果は、高速度で起こる小惑星どうしの衝突では大型­の小惑星が破壊されにくい一方で、小型の小惑星は相対的に破壊されやすく、早いペース­で失われてしまうことを示します。このことから、惑星の重力によって小惑星の軌道が激­しく乱され、高速衝突が頻発していた太陽系初期の時代には、小惑星の「衝突進化」は現­在とは異なるペースで進んだと考えられます。今後、小惑星の衝突速度と強度特性の関係­がさらに明らかになれば、小惑星の形成と進化についての理解がより深まると期待されま­す。
(2013年11月4日公開/2013年10月31日撮影)

関連記事:
2013年11月4日プレスリリース
軌道面が傾いた小惑星の人口調査
青い光で見るスーパーアースの空
国立天文台と東京大学を中心とする研究チームは、すばる望遠鏡に搭載された2つの可視­光カメラ Suprime-Cam と FOCAS に青い光だけを透過するフィルターを装着して、へびつかい座の方向、約 40 光年のかなたにあるスーパーアース GJ 1214 b の空 (そら) を観測しました。この惑星の空 (大気) は、その主成分が何かをめぐってこれまで議論が続いており、水素あるいは水蒸気が主成­分である可能性が考えられていました。今回の観測の結果、この惑星では晴れた水素大気­の空で観測されるはずの「強いレイリー散乱」の特徴が見られないことが明らかとなりま­した。このことは、これまでのこの惑星に対する観測結果と合わせて、GJ 1214 b が水蒸気を主成分とする大気を持つ可能性が高いことを示しています。
(2013年9月3日公開/2013年9月3日撮影)

関連記事:
2013年9月3日プレスリリース
青い光で見るスーパーアースの空
100 億光年彼方の宇宙にある「勾玉 (まがたま)」銀河の正体は?
愛媛大学などの研究グループは、すばる望遠鏡の観測により 116 億光年彼方に見つかった「勾玉 (まがたま)」のような奇妙な形をした銀河が、手前にある別の銀河による重力レンズ効­果を受けていることを突き止めました。重力レンズ効果による増光の度合いなどから、手­前にあるのは宇宙誕生から約 40 億年の時代にある形成途中の銀河で、その質量はおよそ太陽 10 億個分、銀河系の質量の1パーセント程度の小さいものであることもわかりました。重力­レンズ効果から形成途中にある銀河の素性に迫る今回の研究手法は、どの時代にどれだけ­の星ができあがっていたのかという銀河の形成過程を明らかにする上で、重要な手がかり­を与えてくれそうです。
(2013年3月31日公開/2013年3月11日撮影)

関連記事:
2013年3月31日プレスリリース
100 億光年彼方の宇宙にある「勾玉 (まがたま)」銀河の正体は?
~距離の離れた二つの銀河が共演~
すばる望遠鏡、遠方銀河核からのアウトフローの立体視に挑戦
信州大学の三澤透さんを中心とする研究グループは、「重力レンズ効果」を利用して、お­よそ 100 億光年彼方にあるクェーサー (銀河中心核) の姿を2つの別の角度から観測することに成功しました。これにより、謎に包まれていた­小さな銀河中心核から吹き出すガス流には、角度による濃さの違いがあることが確認でき­ました。このガス流は、ゆくゆくは銀河スケールにまで広がり、銀河全体の進化にも影響­を及ぼすことになります。
(2013年3月18日公開/2013年3月12日撮影)

関連記事:
2013年2月18日プレスリリース
すばる望遠鏡、遠方銀河核からのアウトフローの立体視に挑戦
銀河の「帽子」に吹き付ける強力な風
京都大学、東京大学カブリ IPMU、国立天文台、愛媛大学、シドニー大学の研究グループは、爆発的星形成銀河 M82 からの爆風波として飛び出したガスが、M82 銀河本体から約4万光年も離れた「M82 の帽子」と呼ばれるガス雲に衝突して光っていることを、すばる望遠鏡による観測から突­き止めました。今回の研究成果によって、銀河とその周辺環境がダイナミックに進化して­きたことが明らかになりました。すばる望遠鏡の大集光力と空間分解能の高さを生かした­研究成果です。
(2013年2月6日公開/2013年2月3日撮影)

関連記事:
2012年12月26日プレスリリース
「銀河の「帽子」に吹き付ける強力な風
~ M82 の銀河風、4万光年先のガス雲と衝突中 ~」
すばる望遠鏡が解き明かす逆行惑星の成り立ち
国立天文台と東京大学の研究者を中心とする研究グループは、逆行惑星を持つ惑星系 HAT-P-7 に、これまで知られていなかった伴星が存在することを発見しました。この伴星はすばる望遠鏡による3年間に渡る観測によって本物の伴星であることが確認され、その質量は太­陽の 0.25 倍程度とわかりました。また研究グループは、逆行惑星の外側にもうひとつの別の長周期の巨大惑星が存在することも確認しました。最初は全て順行の状態で形成されると考えら­れる惑星が、なぜこの惑星系では逆行して公転するようになってしまったのかこれまでよく分かっていませんでしたが、今回の発見は外側の伴星や惑星の存在が内側の惑星の軌道­に影響を与えて逆行惑星を生み出したという示唆を与えるものです。この発見は国立天文台を中心とする、太陽系外惑星・円盤探査の国際研究プロジェクト SEEDS による直接撮像観測によってなされました。
(2013年1月24日公開/2013年1月18日撮影)

関連記事:
2013年1月24日プレスリリース
「すばる望遠鏡が解き明かす逆行惑星の成り立ち」

2012年

若い太陽のまわりの惑星誕生現場に見つかった巨大なすきま
国立天文台などの研究者から成る国際研究チームは、すばる望遠鏡と世界最高性能の惑星・円盤探査カメラ HiCIAO を用いた観測により、PDS 70 星と呼ばれる若い太陽に似た軽い恒星 (年齢約 1000 万年) の原始惑星系円盤に、過去最大級のすきまが存在していることを初めてつきとめました。
(2012年12月18日公開/2012年11月13日撮影)

関連記事:
2012年11月8日プレスリリース
「若い太陽のまわりの惑星誕生現場に見つかった巨大なすきま
~複数の惑星が誕生している現場か?~」
銀河古代都市の建設ラッシュ
国立天文台などの研究者からなるチームは、成長期まっただ中の原始銀河団を、110 億光年の彼方の宇宙に発見しました。この原始銀河団には、爆発的に星形成を行っている銀河が、これまでに類を見ないほどの高密度で存在しています。私たちはまさに銀河の古­代都市の建設ラッシュを目撃しているようです。現在の銀河団は星形成の活動性が低い楕円銀河で占められていますが、それらの銀河が過去にいかに華やかな時代を生きたのか、­その生い立ちの解明につながりそうです。
(2012年8月30日公開/2012年8月29日撮影)

関連記事:
2012年8月30日プレスリリース
「銀河古代都市の建設ラッシュ
− 現在の楕円銀河が爆発的に生まれ急成長する大集団を発見 −」
超新星爆発の形、実はでこぼこ?
国立天文台の田中雅臣助教、広島大学の川端弘治准教授、国立天文台の服部尭研究員、東京大学カブリ IPMU の前田啓一助教らを中心とする研究グループは、すばる望遠鏡を用いた観測により、大質量星が一生の最期に起こす「超新星爆発」がでこぼこした3次元構造をもっていることを­明らかにしました。この研究は、超新星爆発の形状を探る道を新たに開くもので、長年にわたる謎である爆発のメカニズムを解明する糸口となることが期待されます。
(2012年8月2日公開/2012年8月2日撮影)

関連記事:
2012年8月2日プレスリリース
「超新星爆発の形、実はでこぼこ?
−すばる望遠鏡で迫る超新星爆発のメカニズム− 」
最遠方銀河で見る夜明け前の宇宙の姿
総合研究大学院大学の澁谷隆俊さん、国立天文台の柏川伸成准教授、京都大学の太田一陽 GCOE 特定研究員、国立天文台の家正則教授を中心とする研究チームは、すばる望遠鏡およびケック望遠鏡を用いた観測により、地球から 129.1 億光年先にある銀河 SXDF-NB1006-2 を発見しました。SXDF-NB1006-2 は昨年すばる望遠鏡により発見された最遠方銀河 GN-108036 よりも僅かに遠い赤方偏移 7.215 にある銀河です。この観測により、129.1 億年前 (ビッグバンから 7.5 億年後) の宇宙空間にある中性水素ガスの割合が、現在の宇宙に比べ多いことが確認されました。この研究結果は、人類が見ている深宇宙のフロンティアが宇宙の夜明け前の時代に突入し­つつあることを物語っています。
(2012年6月3日公開/2012年6月1日撮影)

関連記事:
2012年6月3日プレスリリース
「最遠方銀河で見る夜明け前の宇宙の姿」
すばる望遠鏡、ウルトラ赤外線銀河の謎を解明
愛媛大学宇宙進化研究センターの谷口義明 (たにぐち よしあき) センター長を中心とした研究チームは、すばる望遠鏡を用いた観測により、ウルトラ赤外線銀河 (太陽の1兆倍ものエネルギーを赤外線で放射している銀河) の代表格であるアープ 220 が、4個以上の銀河の多重合体である動かぬ証拠を発見しました。
(2012年5月24日公開/2012年5月21日撮影)

関連記事:
2012年5月24日プレスリリース
「すばる望遠鏡、ウルトラ赤外線銀河の謎を解明
- かすかな星の分布の様子が多重合体の証拠となった -」
すばる望遠鏡が見つけた宇宙最遠方の銀河団
総合研究大学院大学の利川潤さん、国立天文台の柏川伸成准教授、京都大学の太田一陽 GCOE 特定研究員を中心とした研究チームは、すばる望遠鏡を用いた観測により、127 億 2000 万光年先にある「原始銀河団」を発見しました。これは現在知られている中で最も遠い原始銀河団であり、127 億 2000 万年前の宇宙、すなわち 137 億年の宇宙の歴史の中で宇宙年齢がまだ 10 億年にも達しない初期宇宙に、すでに銀河団が存在したことを示します。この発見は宇宙の構造形成や銀河進化の解明に重要な手がかりを与えるものと考えられます。
(2012年4月23日公開/2012年4月23日撮影)

関連記事:
2012年4月23日プレスリリース
「すばる望遠鏡が見つけた宇宙最遠方の銀河団」
原始惑星系円盤に小さな渦巻き構造を発見
工学院大学の研究者を中心とする国際研究チームは、すばる望遠鏡に搭載された最新鋭の観測装置 HiCIAO を用い、SAO 206462 と呼ばれる若い星の周囲にある原始惑星系円盤の観測を行いました。そして、この原始惑星系円盤の構造を、世界で最も鮮明かつ詳細に撮影することに成功し、円盤内に小さな渦­巻き状の構造が存在していることを発見しました。研究チームは、この渦巻き構造が原始惑星系円盤内で起こっている力学的な物理過程を反映していると推定し、この構造を「密­度波理論」という理論を用いて解析しました。このように原始惑星系円盤内の構造に着目し、観測と理論を組み合わせて原始惑星系円盤の物理状態を明らかにしようという本格的­な研究は、今回が初めてです。
(2012年4月11日公開/2012年4月6日撮影)

関連記事:
2012年4月11日プレスリリース
「原始惑星系円盤に小さな渦巻き構造を発見 — 密度波理論で探る惑星形成の現場」
すばる講演会予告編「宇宙史のなかの銀河とブラックホールの生い立ち」
予告編 ー 第2回すばる望遠鏡公開講演会「宇宙史のなかの銀河とブラックホールの生い立ち」
"すばる望遠鏡は、最遠方の生まれたての銀河を多数発見するとともに、銀河たちが最も活発に星をつくった時代の宇宙の姿や、私たちの銀河系の生い立ちについても明らかにして­きています。銀河進化という観点でみたときに、私たちは今どのような時代に生きているのか、宇宙は今後どうなっていくのか、すばる望遠鏡と次世代大望遠鏡 TMT は何を明らかにしようとしているのか -- 3人の天文学者が語ります。"
(2012年2月17日公開/2012年1~2月撮影)

関連記事:
2012年2月17日トピックス
「すばる講演会「宇宙史のなかの銀河とブラックホールの生い立ち」では何が語られるのか?」
すばる望遠鏡が明らかにした、もっとも暗い矮小銀河の生い立ち
国立天文台、北京大学の研究者を中心とする研究チームは、すばる望遠鏡の主焦点カメラ Suprime-Cam を用いた観測によって、銀河系周辺に存在する4つの暗い矮小銀河たちが、120 億歳以上という非常に古い年齢の星のみで構成されていることを明らかにしました。
(2012年2月6日公開/2012年1月27日撮影)

関連記事:
2012年2月6日プレスリリース
「すばる望遠鏡が明らかにした、もっとも暗い矮小銀河の生い立ち」
すばるがとらえた塵のリングと見えない惑星のきざし
すばる望遠鏡に搭載された惑星探査用カメラ HiCIAO が、HR 4796 A という若い恒星のまわりにある塵のリングの撮影に成功しました。すばる望遠鏡 HiCIAO による戦略的惑星・円盤探査プロジェクト SEEDS のリーダー・田村元秀さん (国立天文台 太陽系外惑星探査プロジェクト室長) が解説します。
(2012年1月12日公開/2012年1月6日撮影)

関連記事:
2012年1月11日プレスリリース
「すばるがとらえた塵のリングと見えない惑星のきざし:
HR 4796 A の残骸円盤の超高コントラスト画像」

 

 

画像等のご利用について

ドキュメント内遷移