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ハワイ観測所・家教授が紫綬褒章を受章

2011年11月22日

  国立天文台 TMT プロジェクト室長 (ハワイ観測所および光赤外研究部併任) 家正則教授が、このたび平成 23 年度秋の紫綬褒章を受章されました。

  家さんは最遠方宇宙の観測をすばる望遠鏡を用いてすすめ、2006 年には当時宇宙で最も遠い銀河 IOK-1 を発見するなど、世界的な研究成果を挙げられました。また現在は、国際協力のもとに進められている次世代超大型望遠鏡 TMT (30 メートル望遠鏡) 計画の日本代表を務める傍ら、すばる望遠鏡に搭載されたレーザーガイド補償光学系の研究開発チームを束ね、「宇宙史の暗黒時代」の解明に向けたさらなる研究を精力的に行っています。さらには教育者としても多くの優秀な人材を世に送り出しておられます。家さんの長年の研究業績と、天文学への多大なる貢献が評価され、今回の受章に至りました。

  11月15日に行われた伝達式に出席し褒章を胸にした家さんは、以下のように語っています。

  「はからずも紫綬褒章を頂くことになり、大変恐縮しております。11月15日に褒章と章記を頂いたあと、女優の大竹しのぶさん、なでしこジャパンの佐々木監督ほかの皆さんと、皇居の春秋の間に参内し、入院中の天皇陛下のご名代として、秋篠宮さまからお言葉を頂きました。」


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写真: 家教授が受章された紫綬褒章と章記。章記には「日本国天皇は 家正則 に多年学術の分野においてよく努め斯界の発展に寄与したことについて紫綬褒章を授与する」と記されています。


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