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M31の球状星団のUBV測光値の解析からはいろいろな情報が得られる。
赤外撮像が可能となったことを受けて、以下の研究を進展させることを企画している。
1) M31球状星団のUBV測光値から求めた星間赤化(家、Richter)
・星間赤化の大きさが非対称なことから、M31の北西側が我々に近い側であることが紛れなく証明できた。このことは、銀河の渦巻き構造がトレーリング渦巻きであることの証拠となる。
・星間赤化の特性を調べると、M31の場合中性水素の多い領域と中心の中性水素ガス欠乏領域とでは、星間吸収の特性が異なる兆候がある。このことは、星間ダストがガス密度の大小によりそのサイズ分布が変化するからと考えられる。そのような理論的研究がある。
・星間赤化の様子が分かれば、球状星団の本来の色を求めることができる。銀河中心からの距離の関数として球状星団の本来の色を調べることにより、球状星団の進化に対する情報が得られる。
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last updated : 7 Jul.1999