Primary Mirror Polishing Process

主鏡の研磨工程 (コントラベス社)


Original version November 16, 1996 by M. Iye
HTML version January 24, 1997

特徴:最初に縁で接触する球面に磨く.この方法だと,以後の工程で縁に触らずに済む.

ただし,
(可視観測 対 赤外観測で縁のことが問題になったが) 鏡面部全体を外周面取り部の端,直径8260mmのところまで双曲面に研磨する.そのため最終的には球面が外周部に残って悪さをするようなことはない(Melco Saito).


主鏡の加工プロセス

  1. 縁で接する球面から始める.
  2. 凹面に研削.
  3. 内縁と外縁の面取り,粗研磨,精研磨.
  4. 外縁で接する球面のための粗研磨,精研磨.
  5. バーテックスの半径の決定.   測定方法
  6. 非球面研削,研磨,ピッチ研磨.   測定方法
  7. 最終仕上げ.   測定方法

温度差の均一化が重要で,特に鏡の縁での溜まりがあると困る.一方,コントラベスでの経験によると,「そよ風」が吹いても測定系に悪さをしない.

ヌルレンズ測定戦略

  1. シース3D測定器(レニショー球1個)と赤外ヌルレンズ合致を確認.
  2. 可視ヌルレンズと赤外ヌルレンズの合致を確認.
    マ 不一致がでたら原因をきちんと究明する(HSTのようなことには絶対しない).
  3. 独立なナイフエッジ試験.
  4. 独立な参照球測定 [?].
  5. ペンタプリズム試験.

軸上曲率半径測定

軸上曲率半径の測定精度の再確認が必要
・仕様値は20mm,三菱は2.5mmでの仕上げを想定,副鏡位置決めには0.5mmの測定を要求.実現可能な値は??