引火性有機溶剤流出処理剤の使用方法

アルコールを大量にこぼしてしまい,処置に困ったら,この処理剤をぶっかける.あとはちりとりに集めてゴミ袋に入れて捨てる.

処理剤 J. T. Baker社製 SOLUSORB

処理能力 最小単位の1箱あたり,引火性有機溶剤480ml相当が処理できる.立方体のような箱1つに,2箱と安全手袋1つとちりとり2つとゴミ袋1つが入っている.

(ヒロの実験室で容器内に残ったものの処理用に使用したところでは,この倍の能力があるよう.ただし床上に広がってしまったら,より多くの処理剤が必要かもしれない.)

処理剤の形状 黒色顆粒.反応中,少し暖かくなる.使用後は顆粒が少し柔らかい感じ.

使用方法

安全装備

グローブ

箱に同梱されている

実験着や実験用エプロン

使用を推奨

SCBA / 適切な換気の維持

特に高濃度蒸気が発生する場合

使用方法(最小単位の箱1つで240ml分の液体の処理ができる)

  1. SOLUSORB Solven Adsorbent の箱をミシン目のところから開封.
  2. SOLUSORBをこぼれたところにぶちまける.
  3. SOLUSORBにこぼしたものを十分になじませる.箱に入っているちりとりを使うと混ぜやすい(らしい).SOLUSORBが再び乾いた状態になったらOK. 適量のSOLUSORBを使うと,有機溶剤の臭いがほとんどしなくなる.まだ臭いがするようなら,SOLUSORBを追加.
  4. 液を吸ったSOLUSORBをちりとりで集め,(同梱の)ゴミ袋に入れる.
  5. 使い終わったちりとりとグローブもゴミ袋に入れ,口をしばる.ラベルに内容物を明記して添付.
  6. あとはゴミ袋を捨てるだけ.

 

注意:使用済みのSOLUSORBを気温が52C 以上になるところに放置しない.引火性あり.

NFPA rate: health hazard 0, fire hazard 1, reactivity 0

(Based on the English instruction copied by SSH, Nov. 4, 1999)