すばる望遠鏡による銀河団
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すばる望遠鏡ファーストライト観測の一環としてSuprimeCAMとCISCOによる銀河団CL0939+4713(=Abell 851)の観測を行った。近赤外で0.3秒角、赤色光で0.4秒角の分解能、ハッブル宇宙望遠鏡の12倍の集光力での画像は見事なものが得られた。特に赤外観測により極めて赤い銀河が見つかった。この銀河団はハッブル宇宙望遠鏡でも観測されているが、すばるでの観測は1時間露出でハッブルと匹敵する感度を示すことが実証された。 極赤銀河は銀河団A851による重力レンズ効果を受けた背後の早期型銀河の可能性があり、その正体の解明のための分光観測を計画している。 {論文:PASJ, 52, 9-23 (2000)}
Masanori IYE : iye_@_optik.mtk.nao.ac.jp
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last updated : 7 Jul.1999