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ギャラリー新シリーズ「すばる望遠鏡がある風景」

2011年1月7日

 このたび、すばる望遠鏡ウェブサイトに、新たなギャラリーシリーズ「すばる望遠鏡がある風景」を公開しました。今回は 188 素子補償光学系 (Adaptive Optics; AO) の一部として開発中のレーザーガイド星生成システムの様子を収めた「レーザーで作る人工の星」、そしてマウナケア山頂から見た星空をすばる望遠鏡とともに収めた「星降る夜、マウナケア」を公開しました。

 「レーザーで作る人工の星」では、すばる望遠鏡がレーザーを照射している姿をご紹介しています。これらは一昔前の SF アニメに出てきた未来のハイテク装置を彷彿させますが、すばる望遠鏡はこのレーザーを用いた技術により、究極の「視力」を手に入れようとしています。(詳細は「レーザーガイド補償光学のファーストライト成功 ~すばる望遠鏡の視力を10倍にするレーザーガイド補償光学!~」をご参照ください。)

 「星降る夜、マウナケア」では、満天の星の下に佇むすばる望遠鏡の姿をご紹介しています。当時ハワイ観測所研究員だったセバスチャン・エグナー氏が手間と時間をかけて、マウナケア山頂で撮影した作品です。例えば「星の軌跡」という作品は様々な技術と3時間もの時間をかけて撮影されたものです。また、オリオン座などの星座に負けじと他の無数の星々が輝いています。宇宙の広さやすばる望遠鏡がマウナケアに作られた理由をどうぞ感じてみてください。

 「すばる望遠鏡がある風景」では今後も様々な画像を公開していく予定です。どうぞご期待ください。

 

リンク:すばるギャラリー「レーザーで作る人工の星」「星降る夜、マウナケア」

 

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写真: 新たなギャラリーシリーズ「すばる望遠鏡がある風景」の「星降る夜、マウナケア」に収録されている「星の軌跡」という作品。



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