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オニズカサイエンスデイ '04

2004年2月27日

 1月24日土曜日に開催されたオニズカサイエンスデイは今年で4回目を迎え、小学4年生から高校生までの親子と先生たち500人近くが参加しました。参加者たちは、宇宙飛行士マーク・ポランスキーさんの国際宇宙ステーションでの活動について話に耳を傾けた後、それぞれが興味のあるワークショップに出向き、科学の面白さに触れた一日になりました。すばる望遠鏡は、ディスプレイ部門とワークショップ部門にそれぞれ参加しました。すばるの技術者であるルシオ・ラモスさんは、生徒たちがコンピューターのハードウェアに親しみを持って扱えるように、自分の最新のコンピューターを使ってワークショップを開きました。

 オニズカサイエンスデイとは、地域の様々な組織がスポンサーになり、ここハワイ島で生まれ育ち、1986年のスペースシャトル・チャレンジャー号の爆発事故で亡くなった宇宙飛行士エリソン・オニズカさんを偲んで行われる科学と宇宙の日です。オニズカサイエンスデイは、きちんとした科学のワークショップと現役の宇宙飛行士に会えるということだけではなく、生徒と最先端テクノロジーを扱う人々が直に触れ合えるという大きな特徴があります。

 ルシオさんは、「私たちがやっていることが子供たち自身にもできるということを知ってもらいたい」と言います。「マウナケアを見ながら育ち、いつか望遠鏡で働きたい。実現するために一生懸命に働き、努力もしましたが、今はこうしてすばるで働いています。今回ボランティアをしたのは、子供たちが私のワークショップに来て『ねえ、これかっこいいね。自分もやりたい!』と言われるのを期待したからです。彼らが実際に聞いてきたのは『どうやったら僕のコンピューターをアップデートできるの』という質問でした。コンピューターに関心を持つという意味では、自分の目標は達成できたのではないかと思います。」

 オニズカサイエンスデイについての詳細は、下のホームページにあります (英語のみ)
http://www.spacegrant.hawaii.edu/OnizukaDay/


すばるの技術者であるルシオ・ラモスさんは、生徒たちがコンピューターのハードウェアに親しみを持って扱えるように、自分の最新のコンピューターを使ってワークショップを開きました。

Photo by Kumino Miura

すばる天文台の展示ブース。すばるの観測成果を紹介するポスターと一緒に、この写真に写っている屈折望遠鏡や、すばるのような反射望遠鏡などが展示されました。

Photo by Rich Berner
(Onizuka Visitor Information Station)


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