0)ボードコンピュータを落とし、VMEラックの電源を落とす。
1)あのややこしい配線をていねいにはずし、清水ボードの一番該当するもの(上下2枚がセットになっている)を取り出す。このとき、断熱箱の上にあるケー
ブルみぞにひっかかるので、手でそのみぞを多少曲げてやって、ボードが通りやすくなるようにする必要がある。
2)ボードを引き抜いたら、ボード表面を上にして、該当するボード単体を取り外す。ボードの上下についている100ピンコネクタと20ピンコネクタ(これ
は配線の影ではずしにくい)をはずして、ボードをアルミ板につけている4本のねじをはずす。
3)はずしたボードが正しいかどうかを確認するために、ボード上についている、5列並んだディップスイッチを見る。これが2進でボードIDを決めており、
たとえばNo.9であれば4番と1番のスイッチがON(上がON)になっている。
4)予備の清水ボードのディップスイッチをはずしたものと同じに設定し、アルミ板にとりつける。予備の清水ボードは、通常ロフトにおいてあるので、適当な
ものを持ってくる。とりつけ時に20ピンコネクタは大変挿しにくいので、配線をぶち切らないように注意すること。
5)もとどおりに清水ボードをVMEラックに挿し込む。配線をもとにもどし、断熱箱ケーブルみぞも元に戻して、ふたを閉める。
6)VMEラックの電源を入れる。正常であれば、ボードにLED が点く。付かなければ、電源ケーブルを抜いて、即電源を落とす。
7)focas2が立ち上がったら、falconでログインし、次のコマンドで清水ボードにROMプログラムを転送する。
brewrite
8)brewriteが立ち上がったら、以下のシーケンスでプログラム転送をする。
enter port No ==> 9(清水ボード番号)
enter soft file name ==>
shimizu/FoCcdZ.mot(*.mot file は該当のものを選ぶ)
・・・しばらく待つと数字が列挙されはじめる・・・
・・・数字はプログラム行数。6000ぐらいまである・・・
9)転送が終わると、プログラムは自動的に終了する。
10)ボードのテストをする。
btest
Enter port No. ==> 9
BTEST>> ST0900
11)以上の手続きですぐにボードから答えが返ってきたら、正常。
0) 取り外した清水ボードを、専用 ROM 焼き機に装着する。ROM 焼き機はいくつかのパーツからなるので、適切に組み立てる。
1) 専用 PC (millan) のパラレルポートに ROM 焼き機を接続し、電源(2箇所)を入れる。DOS mode で立ち上げ、専用ソフトを起動する。
2) baud rate の設定、焼きこむファイルの設定などを行い、焼きこみをする。
3) 終了後は、ROM 焼き機の電源を落とし、清水ボードを取り外す。
4) LCU 交換の要領にしたがって、清水ボードを VME ラックに戻す。btest で動作を確認すること。