CCD と天空、スリットの回転軸関係
- TWS で表示される Ins Rot 角度は、天空上の PA と正負が逆である。
- Abstract command 内部で符号変換がなされているので、OWS からの入力はそのまま PA
でよい。
- 参考:Exec TSC InsRot Motor=ON TELESCOPE=LINK
Coord=ABS POSITION=(-1.0 * $INSROT_PA + $FOCAS_PA )
$INSROT_PA: 天空上の PA, $FOCAS_PA: FOCAS 取り付けオフセット
- PA (InsRot_PA) を + に回すと、星像は CCD 生画像上で反時計回りにまわる。
- 星像を CCD 生画像に対して時計方向にまわす時は、Inst PA offset を + に動かす。
- 上二つの動きは等価。ABS POSITION=(-1.0 * $INSROT_PA +
$FOCAS_PA ) だから。
- MOS mask 画像を生 CCD
画像に対して反時計方向にまわす(数学座標で、角度が正の方向)時は、MOS θ軸を−にまわす。
- MOS θは+-1 deg. しか回らない。これを越える分は、PA を同じ方向にまわす。すなわち +2
度まわすときは、Ins Rot +1.0 deg., Mos θ +1.0 でも星はのる。
- スリットに対して天体が時計回り方向にずれている時は、InsRot_PA を + にまわす。
- 参考: 1 arcmin separation, 0.1deg offset -> 1
pix
MOS mask の方向関係
- スリットマスク加工プログラム上でθ回転させて作成した場合、カセローテーターをθだけ回転させる。
- スリットマスクを S マークが右手前、切りかきが右上と左下になるように見ると、
- Laser cutter へインストールする向きである。
- MOS changer を FOCAS へインストールする向きである。
- CCD image を向きを変えずにそのまま画像表示させた画像と同じである。
- すなわち、Chip 1 が右半分、Chip 2 が左半分に来る。
- スリットマスク加工プログラム上で+θ回転させると、穴の位置は反時計回りに回る。数学座標系と同じ。