Re: 強風/高湿時の運用指針
Date: Jan. 23, 2003

先週は山頂では強風のため一晩以上ドームを閉めることがありました。 ファーストライト以来の経験をもとに、以下のような指針をオペレータに示し ました。ご存じのようにオペレータは人と機械の両方に対して、安全な運用 を行う責任があります。

安全な夜間運用のために、オペレータによる決定には従うようにしてください。 また、ビジターに対しても、望遠鏡を最高の状態に保つために必要な、安全に 関わる指針については理解を求めてください。

なお、安全マニュアルには、強風時の安全について記述があります。
  夜間:床が乾いているとき
    ドーム屋上: 瞬間風速が10m/sを超えるときは立ち入り禁止
    キャットウォーク:瞬間風速が15m/sを超えるときは立ち入り禁止
    山頂から避難:瞬間風速が30m/sを超えるとき
  夜間:氷雪が床にあるとき
    ドーム屋上: 立ち入り禁止
    キャットウォーク:瞬間風速が15m/sを超えるときは立ち入り禁止
  *風速は気象タワーの値を用いる。

以下が、強風と高湿に対する運用指針です。

  1. ドーム付近の風速をシャッタを開く前に確認すること。望遠鏡と鏡を飛んでくる埃やシンダーから保護するために、オペレータは気象タワーで測定される風速の平均が20m/sを超える場合にはドームシャッタを開いてはならない。もし気象タワーの風速計が動かない場合には近隣の天文台の気象データに基づき判断する。
  2. トップリングにおける風速が14m/s以上の場合には、ドームを回転させたりWind Screenを作動させるなどして風を14m/s未満にすること。
  3. トップリングに当たる風速が7m/sより大きい場合にはウインドスクリーンを動かすこと。
  4. 気象タワーの湿度が80%以上の時には、ドームシャッタを開けてはならない。
  5. ここで規定されるルールは最低限のものである。オペレータは気象条件がたとえシャッタを閉めるための条件を満たしていない場合でも、シャッタを開けないと決断することができる。たとえば平均風速が20m/s以下でも突風が強い場合や、湿度が80%を下回った場合でもすぐに上昇するおそれのある場合には、オペレータはシャッタを開けないという判断をすることがある。