お知らせ

すばる望遠鏡に関する一部報道について

2015年5月28日 (ハワイ時間)

  昨日2015年5月28日 (日本時間)、ハワイ州のイゲ知事の声明に含まれるマウナケアからの天文台撤去要請が、すばる望遠鏡に影響する可能性があるとの報道がありました。しかしながら、すばる望遠鏡に関しては、撤去に関する議論は全くされておりません。

  マウナケアの管理に際して、イゲ知事がハワイ大学に対して求めた措置の一つに

「3. TMT が運用されるようになる時までに、既存の全ての望遠鏡のうちできるだけ多くの望遠鏡 (少なくとも 25%) を撤去する (本年より開始する)」

というものがありました。しかしながら現時点でどの望遠鏡を撤去対象とするかは、1つの望遠鏡 (カルテクサブミリ波天文台) を除いては決まっておらず、今後、ハワイ大学のリーダシップの下で検討されることになります。

  国立天文台としては、地元住民のご理解・ご協力を得ながら、すばる望遠鏡を長期にわたり継続して維持・運用する方針です。


国立天文台






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