お知らせ

すばるユーザーズミーティング2010 ファーストサーキュラー

2010年11月23日

日時:2011年1月19日 (水) - 20日 (木)

場所:国立天文台三鷹キャンパス すばる棟 大セミナー室

主催:すばる小委員会、国立天文台ハワイ観測所


[ 開催趣旨 ]

 すばる望遠鏡は、これまでの約10年間の運用で、数多くの科学成果を産み出し、日本の光赤外線天文学の発展に大きく貢献してきました。近未来に迫り来る 20 - 30m 望遠鏡時代に向けて、すばる望遠鏡が今後も国際的競争力を維持し続けるためには、明確な戦略に基付く装置開発を行っていく必要があります。
 現在、東京大学 数物連携宇宙研究機構 (IPMU) を中心として、国際協力により主焦点多天体分光装置 (Prime-Focus Spectrograph; PFS) の検討が始まっています。コミュニティでの議論としては、2010年 9 月のすばる望遠鏡将来装置計画ワークショップ、2010年12月の PFS サイエンスワークショップにおいて、PFSの装置仕様や展開されるサイエンス等について議論を行ってきています。PFS をすばる望遠鏡の新装置として位置付けるにあたっては、日本のコミュニティによる承認が必要とされています。PFS をすばる望遠鏡に搭載する場合、観測所・望遠鏡の運用や共同利用観測時間に大きなインパクトがあると考えられ、すばる望遠鏡の今後の戦略に多大な影響を与えることから、コミュニティ全体としての合意形成が求められます。一方で国際協力による PFS の開発を進めるためには、国立天文台と IPMU の間で、PFS のすばるへの搭載に関する合意が早期になされることが求められています。今年度のすばるユーザーズミーティングでは、従来からの観測所報告、科学成果発表に加え、PFS に関する議論に多くの時間をとりたいと考えています。
 また、今年も Gemini 望遠鏡、Keck 望遠鏡や Princeton 大学およびハワイ大学 IfA からの参加者を迎えて、望遠鏡時間交換や国際協力についても議論を交わす予定です。
 今後のすばる望遠鏡の方向性を決める重要な場になると考えられますので、多くの皆さんの参加をお待ちしています。
  なお、1 月18日には同じ場所で第 2 回目の「すばる望遠鏡 将来装置計画 ワークショップ」が開催されますので、併せてご参加下さいますようお願い申し上げます。
 

[ 内容 ]


1/19(水) 日本語セッション
午前: ビジネスセッション (日本語)
・所長報告 / 望遠鏡 / 観測装置
・TAC / SAC 報告
・共同利用サイエンス成果報告 (日本語)

午後: PFS セッション (日本語)
・背景 / 技術的検討の報告 / 主要科学テーマ
・SAC / 観測所/コミュニティの意見
・議論 (日本語)

18:30 - 懇親会

1/20(木) 英語セッション
午前:PFS セッション (英語)
・国際協力について
・議論(英語)

午後:サイエンスセッション (英語)
・SEEDS / すばる共同利用成果 / ハワイ大学
・時間交換 Keck / Gemini
・まとめ



[ 参加 / 講演申込 ]

http://optik2.mtk.nao.ac.jp/SubaruUM/2010/
講演 / 旅費援助の申し込みは、12月17日 (金) までにお願いします。


[ TV会議接続 ]

TV会議接続を希望される方は、1月11日 (火) までに、


までご連絡下さい。


[ 世話人 ]

有本信雄、高田昌広 (すばる小委員会)
今西昌俊、岩田生、日下部展彦、竹田洋一、服部尭 (ハワイ観測所)





画像等のご利用について

 

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