お知らせ
「すばる望遠鏡 将来装置計画 ワークショップ」のご案内
(セカンドサーキュラー)
2010年8月18日
ワークショップ webページ: http://www.naoj.org/Projects/newdev/ws10/「すばる望遠鏡 将来装置計画 ワークショップ」の講演希望、旅費補助申請の締切 (日本時間8月20日) が近づいております。
1. 開催趣旨
すばる望遠鏡では、近赤外多天体分光器FMOSの共同利用を開始し、さらに新補償光学システムAO188の能力を最大限に活かした赤外コロナグラフ撮像装置HiCIAOによる戦略枠観測を始動しました。AO188については、S11A期後半よりレーザーガイド星システムの共同利用運用が始まる予定です。また、新主焦点カメラHyperSuprime-Cam (HSC)は、来年度のファーストライトを目指した開発が進んでいます。さらに現在、すばる望遠鏡による宇宙論を展開する、IPMUを主体としたSuMIReプロジェクトにより、可視多天体分光器 (Prime Focus Spectrograph: PFS) の開発が検討されています。
ハワイ観測所とすばる小委員会では、TMT時代に向けた今後のすばる望遠鏡の装置計画について、現在の検討状況をコミュニティに説明するとともに、PFSや次世代補償光学を始めとした計画について議論するためのワークショップを下記の要領で開催致します。すばる望遠鏡の将来装置計画に関する検討会は、今後数回にわたって開催し、およそ1年後をめどにすばる望遠鏡の装置計画案を策定したいと考えています。
特に今回は PFSについての理解を深めることを主たる目的とします。なお、PFSのすばるへの搭載を前提とした開発開始にあたっては、本ワークショップ、国内・国外での研究会・検討会、さらには来年1月の すばるユーザーズミーティングでの議論を経て、コミュニティ全体からの同意・承認を求めるというプロセスを経る予定です。
2. 開催日時、場所
2010年9月9日(木) 11:00 - 9月10日(金) 16:00 (JST、予定)
東大柏キャンパス IPMU研究棟1階大講義室
(IPMUへの交通手段:http://www.ipmu.jp/ja/visitors/access-ipmu)
3. プログラム案
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9月9日
11:00 - 12:30 すばる望遠鏡将来装置計画の概要と戦略
13:30 - 16:00 [ 次世代補償光学 ]
・すばるAOの将来計画
・ユーザー側からの意見 (AO)
・招待講演: 秋山正幸(東北大)、児玉忠恭(国立天文台)
・一般講演 (募集中)
・議論
16:00 - 18:00 [ PFS (1) ]
・観測所から
・SuMIReプロジェクトから、プロジェクトの概要
・サイエンスケース
・現在の仕様
・開発計画(体制、予算、スケジュール)
・(懇親会)
9月10日
9:00 - 12:00 [ PFS (2) ]
・すばる小委員会(SAC)から
・すばる TACから (PFS戦略枠の共同利用への影響)
・ユーザー側からの意見 (PFS)
・招待講演: 千葉柾司(東北大)、伊藤洋一(神戸大)、大内正己(東京大)、今西昌俊(国立天文台)
・一般講演 (募集中)
13:30 - 15:00 [ PFS (3) ]
・PFS についての議論
・仕様について
・開発体制について
15:00 - 15:30 [ 総合討論 ]
・すばる将来装置計画、および観測時間の在り方についての総合的議論
16:00 終了
4. 参加申込み
- 参加をご希望の方は以下のフォームにご記入の上、8月20日までに futureinsws10 at naoj.org までお送り下さい。
- AOの将来計画について、PFSについて、或いはすばる望遠鏡の今後の装置計画、観測時間の在り方全体についての講演を募集致します。時間の都合上ご希望に添えない場合は悪しからずご了承下さい。
- 懇親会を柏キャンパスのカフェテリアにて行います。ご参加下さい。(会費:PD以上5,000円、院生 3,000円程度の予定)
- 財源が限られておりますが旅費補助を予定しています。ご希望の方は下記フォームに必要事項をご記入下さい。予算の都合上ご希望に添えない場合は悪しからずご了承下さい。ご自分で旅費が確保できる方はご協力をお願い致します。
- TV会議での接続は8局まで対応可能です。希望される場合はお早めにご連絡下さい。
5. 宿泊について
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ホテルの予約は各自でお願い致します。
http://www.ipmu.jp/ja/visitors/accommodation
にホテルの情報が掲載されていますので参考にして下さい。
世話人:有本信雄、菅井肇、高田昌広 (すばる小委員会)、高遠徳尚、寺田宏、岩田生 (ハワイ観測所)